事故車見積もりに必要なもの〜自賠責保険証書
自賠責保険は、国が定める自動車損害賠償保障法で定められている自動車所有者の加入義務がある保険ですね。
任意保険(一般にいう自動車保険)に比べると加入しているという意識は低いかと思いますが、自動車購入時の車検取得すると同時に必ず加入している保険なのです。
通常は車検が切れる日の1カ月後ぐらいが自賠責保険が切れるタイミングですが、車検切れと同時に自賠責保険が切れるというケースもあるので注意が必要です。(もちろん自賠責保険証書で確認願いますよ!)
自賠責保険の豆知識
自賠責保険は対人保険である。
自賠責保険に入っていれば任意保険(一般的な自動車保険)には入らなくてよいのでは?そう考える人もいるかと思います。かというサイト管理者Sも学生のころはそう考えてました。。
しかし、自賠責保険の適用範囲は、「保険金上限:被害者1人につき死亡3000万円・後遺障害4000万円・傷害120万円まで」と対人に対してだけなのです。事故を起こせば必ず車をぶつけたり、道路上の設備を壊したりして、物損に対する賠償も必要になってきますよね。意外と物損を軽く認識している人が多いと思いますが、標識のポールをぶつけて修繕するためには、物を変えなければ数十万円、標識の入れ替えになると100万円近くになります。その部分を自動車保険で補うわけです。自賠責保険の存在は忘れていても、任意保険(自動車保険)の加入も絶対義務だと覚えておきましょう。
自賠責保険に加入しないで運転すると罰則がある。
今回のお題の「事故車買取」してもらうとき、見積もりしてもらう業者に自動車を持ち込む場合に運転するかと思いますが、この自賠責保険が切れた状態で運転して、検問などでその事実が発覚すれば、「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」+「道路交通法違反で6点減点」がセットでついてきます。6点減点されれば、30日間の免停措置となりますのでなかなか厳しいものがあります。
自賠責保険の金額
税制の改正があるのでこの先どうなるかは分かりませんが、平成24年1月現在の自賠責保険の金額表です。